エイジア(2352)

株式会社エイジアについてまとめています.
2021/01/29に2021年3月期 第3四半期決算発表がありました.

クラウドサービスに力をいれて成長していこうとする企業です.
【注目ポイント】

  • 時価総額が79.6億円と小さく,拡大余地がある.
  • 隠れ優待銘柄(議決権行使でいわゆる「隠れ優待」がもらえる)
  • 株主優待は,ウィルズの「プレミアム優待俱楽部」.

業績

  • 売上高:2016年〜10%成長,2021年予:26%
  • 売上営業利益率:21.79%(2019.03)→24.64%(2020.03)→16.95%(2021.03予)
(参考:エイジア【2352】の業績・財務推移[通期・半期・四半期]|株探(かぶたん)

セグメント別売上

2021年3月期 第3四半期からコネクティ連結開始.

特徴

  • アプリケーション事業(売上高構成比:76.7%)
    • 主力製品「WEBCAS(ウェブキャス)」の企画・開発・販売・保守を含むセグメント.WEBCASはマーケティング活動用のe-CRMアプリケーションソフトウェアシリーズ.
      WEBCAS
      WEBCAS(出典:有価証券報告書)
  • コンサルティング事業(売上高構成比:15.3%)
    • WEBCASを活用するコンサルティング.
  • オーダーメイド開発事業(売上高構成比:0.7%)
    • WEBCASと関係する業務システム,ホームページなどをオーダーメイドで開発する事業.
    • 社内エンジニアリソースをアプリケーション事業に集中させたため,新規の受注活動を積極的には展開していない.
  • EC事業(売上高構成比:7.3%)
    • ECサイト「べびちゅ」(100%子会社「株式会社ままちゅ」が運営)
    • 新型コロナの影響で,新作の入荷遅れ.

(参考:決算資料

クラウドサービスについて

中計では年率+25%成長を目指すとしています.構成比率の大きいアプリケーション事業において,クラウド事業の売上は89%を占めています(クラウド月額では76%).
クラウド売上高推移クラウド売上高推移(初期・月額)
クラウド売上高推移(出典:2021年3月期 第1四半期決算短信)

クラウドサービスはSaaS(高価格版)とASP(廉価版)に分けられます.解約は3月末に多く発生するため,Q1の継続契約数は減少する傾向.コロナによる解約はゼロではないが軽微とのことです.