プロパティデータバンク(4389)

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プロパティデータバンクについてまとめています.
2021/04/30に2021年3月期 決算発表がありました.

売上:四季報並,営業利益:四季報+7%でした.
来季予想は四季報より↓でした.

【注目ポイント】

  • 設立:2000.10,上場:2018.06
  • 時価総額:116億円
  • 売上の半分以上がストック型ビジネス.
  • コロナで需要増.
【企業レポート】

業績

  • 売上高:2018年〜「15~30%成長」
  • 売上営業利益率:17.25%(2020.03)→23.28%(2021.03)→21.93%(2022.03予)
(参考:プロパティデータバンク(プロパテDB)【4389】の業績・財務推移[通期・半期・四半期]|株探(かぶたん)

事業内容

  • 不動産業務を効率化する「BtoBの不動産テック企業」
  • 「@プロパティ」を国内中心に事業展開する単一セグメント
    • SaaS(パブリッククラウド)で最先端のソフトウェアを提供し,不動産・施設等の資産管理に関する業務の効率化を支援
(参考:2021年3月期 第1四半期決算短信補足説明資料

セグメント別売上

  • 単一セグメント(「@プロパティ」)の内容をサービス別に記載
  • 4Qの利益が他に比べて高くなる傾向.→期末に帳尻合わせができる?
  • 前年度上期(特に1Q)は成長のための投資をしていた(人材調達,事業所拡張)→利益に影響していた.今年度上半期は巡航速度で推移.(2021年3月期 第2四半期 決算説明会(動画))
  • ソリューションサービス:進捗に基づいて売上を計上する.ソリューションサービスが完了すると,クラウドサービスに移行する.(2021年3月期 第2四半期 決算説明会(動画))
  • 登録棟数の減少は,大口1社が管理対象から外れたものを除いたためであり,解約ではない.一時的なもので今後も堅調に増加予定→クラウド売上増加.(2021年3月期 第2四半期 決算説明会(動画))


コロナの影響

需要に対してポジティブな影響だと捉えているようです.

コロナの影響

 新型コロナウイルス感染症拡大が当社事業に与える影響については引き続き注視してゆく必要がありますが、「システムコストの大幅削減」、「テレワークとの高い親和性」等、コロナ禍における当社サービスへの評価が以前よりむしろ高まっていること、また、売上高の多くを安定的なクラウドサービス利用料に依拠していること等を勘案し、現時点において当社の業績及び会計上の見積り等に与える影響は軽微であると考えております。

【出典】2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
【外部環境について】
  • クラウドサービス分野:在宅勤務やテレワーク等を実践するうえでの有用性が再認識され需要が高まっている.
  • 不動産売買及び賃貸市場(顧客の多くが関わる):一部セグメントにコロナ禍の影響が及んでいるものの、不動産管理の需要自体は依然堅調に推移.この傾向は今後も継続するものと思われる.

【内部環境について】

  • 受注済のプロジェクト:テレワークの推進やテレビ会議を積極的に活用し,概ね予定どおりに進捗.
  • 新規受注:テレビ会議等で十分対応できている.引き合いの減少は確認されていない.(第2四半期で削除されている)