日本リビング保証(7320)

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日本リビング保証株式会社についてまとめています.
2021/08/11に2021年6月期決算発表がありました.

【注目ポイント】

  • 設立:2009.03,上場:2018.03
  • 時価総額が小さい:123億円
  • ストック売上の増加が下支えするかたちで順調に売上が伸びている.
【企業レポート】

業績

  • 売上高:2018年〜【10〜40%成長】
  • 売上営業利益率:10.93%(2019.06)→10.43%(2020.06)→19.78(2021.06)→19.68(2022.06予)
(参考:日本リビング保証(リビング保証)【7320】の業績・財務推移[通期・半期・四半期]|株探(かぶたん)

事業内容

【2分でわかるサービス紹介】

セグメント別売上

2020第2四半期連結会計期間より、事業セグメントの利益又は損失の測定方法を変更。2020第1四半期連結累計期間との比較分析において、前第1四半期連結累計期間のセグメント利益は変更後の算定方法に.

【結論】
おうちのトータルメンテナンス事業(ストック売上)が超安定+高成長.
(説明資料:保証契約残高(前受収益・長期前受収益残高)の推移)

BPOの結果次第で決算がよく見えたり,悪く見えたりする.さらに,それにより株価が動く.
→BPOが悪くて見た目の決算が悪ければ買い,BPOが良くて見た目の決算が良ければ売りでよさそう(?)

2022.06予想が弱く,成長性では買えない感じになってきた.

【メモ】
[2021-1Q]利益減はBPO事業の影響.
[2021-3Q]BPO要因(高利益率の大口スポット案件の受注および既存取引先の業績拡大)で好決算&上方修正.



日本リビング保証の会計処理の方法や,BPO事業の考え方など,次の記事が大変わかりやすいです.

決算

2021.06-4Q

2021.08.11: 2021年6月期 決算説明資料
p.14: 営業・ITを中心とした人材採用、デジタル化推進に伴う各種システム投資、オフィス拡張等、積極的な成長投資による販管費増により、おうち事業の利益を圧縮 (YoY 99.9%)
p.17: 2022.06は売上+10.6%,営業利益+10%,経常利益+12.6%,純利益+28.1%を予想.←微妙...
p.19: 2022.06のおうち事業の利益は+11.3%,BPOはほぼ変わらず(+3.9%)を予想
p.31, 32: 成長戦略③ (BPO事業) <蓄電池マーケット>
  • 国内外の家庭用・産業用蓄電池の保証制度構築・運営.
  • 国の補助金対象となる蓄電池メーカー25社中,主要14社と取引開始済.
p.31, 33: 成長戦略③ (BPO事業) <アフターGIGAマーケット>
  • GIGAスクール構想で導入されたタブレット端末750万台のうち、約600万台が保証未付帯
  • 損害保険会社と連携し、保守メンテナンススキームを推進

2021.08.11: 2021年6月期 決算短信
p.5:
②BPO事業:

  • 太陽光発電に対する固定価格買取制度の終了に伴い、蓄電池市場が拡大する中で、大手蓄電池メーカー数社と締結した契約が売上に大きく貢献.
  • 政府による教育用ICT(情報通信技術)環境の整備拡充政策(GIGAスクール構想)として小中学校のコンピュータ(タブレット端末)導入が促進される中で、タブレット端末の保証業務の受託が本格化し、主に第4四半期連結会計期間の売上に貢献