シナリオのパターンと狙うべき銘柄について,考えを整理するための内容を少しずつ書いていこうと思います.
コロナ関連データ
コロナの影響が与えている影響について情報が得られそうなデータ:需要の増減パターン
需要の増減パターンは,ざっくり次のように分類できるでしょう.コロナあり | コロナ なし |
例 (?) | ||
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初期 | 中盤〜 | |||
1 | 増 | 増 | 増 (or 一定) |
DX関連 | 2 | 一定 | 一定 | 一定 | 教育,介護 |
3 | 増 | 一定 | 減 | EC,マスク,消毒液,巣ごもり関連(電子書籍,...) |
4 | 増 | 減 | 減 | 家具,通信環境 |
5 | 減 | 減 | 増 | 観光,外食,フィットネス |
- パターン1の銘柄
- パターン2で安定成長している銘柄
ただし,ここで難しいのは「どの銘柄がどのパターンに属するか」です(上の分類は私見).このため,誰もがパターン3,4に属すると思っていたのに,実はパターン1だったということが判明する銘柄があれば,株価が跳ね上がるでしょう.
例えば,消毒液はいずれ需要がサチるはずです.しかし,人々が巣ごもりに耐えられなくなり,外食などの需要がどんどん増えていく場合は事情が異なります.店舗での消毒液需要が継続して増えていき,想定よりずっと長い期間,消毒液の需要が増加していくかもしれません.
また,一言に「コロナ中盤/終盤」と言うことはできず,銘柄ごとに需要が変化するタイミングは異なることにも注意が必要です.
パターン5の銘柄は,ワクチンの開発(や人の意識の変化)で,突然問題が解決すれば,株価が跳ね上がるでしょう.但し,現時点でどの程度,コロナの早期解決を織り込んでいるかがわかりません.コロナの長期化を後押しする内容が出たときの下落幅は予想が難しいです.