Fast Fitness Japan(7092)

株式会社Fast Fitness Japanについてまとめています.

2020/12/16に東証マザーズに上場しました.

2021/05/14 に2021年3月期決算発表がありました.
IRニュース | 株式会社Fast Fitness Japan

決算

【結論】
仮に,コロナ前の水準(2020.03)に戻ったとするとEPSは176円.PER30倍で株価5,280円.

成長率もコロナ前まで戻れば売上高・営業利益は年50%成長なので,割安.→2024.3の目標をみると,年率20%程度.

ジム関連銘柄は,ここ10年でかなり株価を伸ばしているので気になるが,成長率を見る限り保留したほうが良いかも.アフターコロナ銘柄としては監視したい.

【2024年3月期の目標】
売上高1.6倍:112億円(2021.3)→180億円(2024.3),営業利益1.7倍:23億円(2021.3)→40億円(2024.3).
→逆算すると→売上高:年率17%成長,営業利益:年率20%成長
年間180〜200店舗の出店を継続.


事業内容

詳しく知りたい場合は,以下を上から順に読むのがおすすめです.以下では,これらの内容をもとに説明します.

概要

株式会社Fast Fitness Japanは,フィットネスクラブチェーン「エニタイムフィットネス」の日本におけるマスター・フランチャイジーです.「エニタイムフィットネス」の運営事業を主たる業務としています.

運営方法には「直営」と「FC(フランチャイズ)」の2種類があります.

  1. 直営:連結子会社である株式会社 AFJ Projectが運営
  2. FC:AFJ Project 以外のFCが運営
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(出典:成長可能性に関する説明資料 (2020.12.16))

エニタイムフィットネスの特徴

  • 米国Anytime Fitness, LLCがグローバル展開
  • 全世界の店舗に入館可能
  • 24時間年中無休
  • 低価格
    • マシンジム特化型
    • 無人化が可能
  • FC店の収益∝会員数
    • FC→FFJに支払う1店舗ごとのロイヤリティは定額・固定.
  • 日本の不動産事情に柔軟に対応して出店可能
    • マシンジム特化型→比較的小規模.
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(出典:成長可能性に関する説明資料 (2020.12.16))

収益モデル

ざっくりいうと
  • FC店からのロイヤリティ収入(∝FC店舗数)
  • 直営店からの会費収入(∝会員数)
があります.
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(出典:成長可能性に関する説明資料 (2020.12.16))


「フィットネスクラブ運営事業」の単一セグメントで,売上は

  1. FC売上
  2. 店舗売上
  3. その他営業の収入
に分けられます.

成長可能性

順調に店舗数を増やしてきました.しかし,他国と比べると,日本ではまだまだ成長余地があります.
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(出典:成長可能性に関する説明資料 (2020.12.16))

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(出典:成長可能性に関する説明資料 (2020.12.16))