2/12の決算での上方修正を受けて注目しています.
背景には,文部科学省のGIGAスクール構想があります.この構想は,「1人1台端末環境」と「高速大容量の通信ネットワーク」の一体的な整備を掲げています.
チエルでは,「学習部門」においてChromebook対応製品の提供を行っており,「情報基盤部門」において無線LAN整備関連製品の提供を行っています.GIGAスクール構想ど真ん中の銘柄ということです.
【出所:2021年3月期 第2四半期 決算説明資料】
それでは,GIGAスクール構想の恩恵はいつまで受けられるのかについて見てみましょう.次の資料から①端末に関しては2021/1〜3月,②ネットワークに関しては2020/10〜12月くらいまでがピークと考えられます.
【出所:2021年3月期 第2四半期 決算説明資料】
※ 詳細は,次の資料にまとめられています.
GIGAスクール構想の実現に向けた調達等に関する状況(8月末時点)について(確定値) | 文部科学省
ここで,「学習部門」と「情報基盤部門」の売上の計上方法が異なることに注意しておきましょう.「学習部門」のピークはこれから来ることに加えて,売上への計上は3~5年に分割されるということです.3Qまでの前受金は17.2億円となっています.
【出所:2021年3月期 第2四半期 決算説明資料】
ちなみに,ChromebookはGIGAスクール構想において約50%のシェアとなる見込みです.
【出所:2021年3月期 第2四半期 決算説明資料】
つい最近も,つぎの報道がありました.